オフサイドはなぜ必要なのでしょうか？圧倒的に必要な存在理由3つを分かりやすく解説します。
オフサイドがなぜ必要なのか、それはサッカーの面白さを最大限に引き出すためです。
この記事ではオフサイドの必要性について、オフサイドがなくなった場合に想定されるシーンに触れつつ、オフサイドの存在理由3つを分かりやすく解説していきます。
これを読めばオフサイドがなくなったらどうなるのか、その必要性についてわかるはずです！
オフサイドはなぜ必要なの？
オフサイドはなぜ必要なのでしょうか？
それは、オフサイドがなくなったらサッカーがつまらなくなってしまうからです。
オフサイドとは、簡単にいうと攻撃側のチームの選手が守備側のチームの陣地で待ち伏せをすることです。
待ち伏せというと、1つの戦術のように聞こえますがサッカーではそれを反則（ファウル）としています。
サッカーではオフサイドを反則として定義しており、それはサッカーを構成する上でとても重要な要素になっています。
試合のテンポを悪くしてしまうオフサイドは必要ないと感じてしまいがちですが、そうではないようですね。
オフサイドの必要性や存在理由3つを分かりやすく解説
オフサイドの必要性や存在理由3つを分かりやすく解説していきます。
まず、大前提としてサッカーのルールの全てはサッカーを面白くするためにあり、不要なものは一つも存在しません。
サッカー以外の競技でもそうだと思いますが、すべてのルールはその競技を最大限楽しむために考えられています。
もしサッカーにおいて、オフサイドがなくなったら、お互いがゴール前に張り付いてボールを蹴り合う単調なスポーツになってしまうことが考えられます。
このことから、サッカーにはオフサイドが必要なのが分かります。
確かに、ただのロングボールの蹴り合いでは、観ている方も退屈してしまいますよね。
存在理由①「ドリブルを楽しむため」
オフサイドの存在理由の1つが、ドリブルを楽しむためです。
オフサイドが存在することで、相手のゴールに迫る手段としてドリブルが必要になります。
自分の陣地からドリブルを開始してヒラヒラと相手選手をかわしゴールを決めたり、サイドエリアをドリブルで駆け上がりゴール前にいる味方の選手にラストパスを送るなど、ドリブルのバリエーションは多岐にわたります。
そんなドリブルを最大限楽しめるのも、オフサイドが存在するからです。
存在理由②「パスの駆け引きを楽しむため」
オフサイドはパスの駆け引きを楽しむために存在します。
オフサイドが存在することで、ドリブルだけでなくパスが必要になります。
ドリブルはボールをゴールまで運ぶ手段の1つですが、ドリブルだけでは選手の体力が持ちませんし、ドリブルだけの分かりやすい攻撃は守備側にとっても守りやすくなってしまいます。
パスを用いることで、効率的に相手のゴールまで辿り着くことが可能になります。
その中でパスを出すタイミングが重要になります。
守備側の隙をつき、オフサイドにならないギリギリのタイミングでパスを出しシュートのチャンスを生み出す。
このような攻撃側と守備側の駆け引きが楽しめるのも、オフサイドが存在するからです。
存在理由③「シュートを楽しむため」
オフサイドの存在理由はシュートを楽しむためです。
オフサイドが存在することでドリブルやパスが必要になり、さらにシュートが重要になります。
また、オフサイドがあることでコート全体を使った攻防が繰り広げられます。
その中で、相手の守備を崩してゴールキーパーの近くからシュートを放ったり、もしくは守備者やゴールキーパーのタイミングを外して遠くからロングシュートを狙うなど、シュートの魅力が最大限引き出されます。
このようにシュートを楽しめるのも、オフサイドが存在するからです。
オフサイドがなかったらどうなる？
オフサイドがなかったらどうなるのでしょうか。
オフサイドがないと仮定したとき、さまざまな状況が考えられます。
しかし、それらの状況はどれも退屈なもので、誰もが知るサッカーとはかけ離れたのものです。
以下で紹介する内容を想像したとき、改めてオフサイドの必要性を感じることができると思います。
自分の知っているサッカーとは全く違うものになってしまうほど、オフサイドがないと大変な状況になってしまうのですね。
どのような状況になるのか気になります。
ただのロングボールの蹴り合いになる
オフサイドがなくなったら、サッカーはロングボールの蹴り合いになってしまいます。
オフサイドがなくなった場合、攻撃側の選手は守備側の陣地で待ち伏せをすることが可能になります。
攻撃側の選手は相手のゴール前に張り付いてゴールを狙うことが得点の確率を最大限高めることになります。
したがって、お互いに攻撃側と守備側の選手はそれぞれゴール前に張り付いて、遠くからゴールの近くにロングボールを蹴り込むだけになることが考えられます。
メッシのような小柄な選手はいらなくなる
世界最高の選手と言われるメッシ選手のような小柄な選手はいらなくなってしまいます。
オフサイドがなくなったら、ゴール前にボールを蹴り込むことで得点を狙うようになります。
そうすると、どうしても体格が大きく屈強な選手の方が競り合いに勝てるため、よほど特殊な状況でない限り、小柄な選手はメンバーに選ばれなくなってしまいます。
サッカーは大柄で体格の良い選手だけのものになってしまい、決して世界中で人気のあるスポーツにはならないでしょう。
ドリブルやパスはいらなくなる
オフサイドがなくなったら、ドリブルやパスはいらなくなってしまいます。
オフサイドがないとボールを大きく蹴り出すだけのスポーツになってしまうので、ボールをゴールまで運ぶ手段であるドリブルやパスはそもそも存在しないことになります。
ドリブルやパスがなくなると、サッカーという競技自体がもはや今の形とは違うものになってしまいます。
それだけ、サッカーにおけるオフサイドの必要性というのは高いことがわかります。
「オフサイドがあるとつまらない」は嘘！
「オフサイドがあるとつまらない」は嘘です！
今回ご紹介してきた通り、サッカーにとってオフサイドのルールはなくてはならないものです。
みなさんがサッカーを楽しいと感じるのは、キレの良いドリブルや華麗なパス回し、あるいは豪快なシュートを観たときでないでしょうか。
ドリブルやパス、シュートはオフサイドがないと存在しません。
つまり、サッカーを観ていて楽しいのは、オフサイドのルールがあるからなのです。
